SNOWLOGの日記

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テレビ朝日開局60周年 夏の傑作選 『刑事一代~平塚八兵衛の昭和事件史~』を視る。




 昭和期の名刑事

平塚八兵衛氏の生涯を

描いたドラマ作品。

 2009年に

二夜連続で放映した作品を

編集して

2時間で放映しました。


 編集で

4時間を2時間にしてあるので

帝銀事件のエピソードは

削っています。


 渡辺謙さんは

平塚刑事の容姿を含めて

上手く演じていると思います。

やや標準語にひっぱられる

こともありますが

茨城方言をうまくつかっています。


 事件のエピソードは

吉展ちゃん誘拐殺人事件や

三億円事件など有名な事件があって

平塚八兵衛刑事が捜査しています。


 吉展ちゃん事件の

犯人は

小原保(こはら たもつ)

であったと記憶しますが

小原保(おばら たもつ)

と読まれています。

小原保を演じる萩原聖人氏も

また上手い。

名優といえるでしょう。


 平塚刑事が調査のために

福島に行くまでの

時間はもっと

あったと思いますが

編集されて短縮されています。

 ワラボッチや餅の有無に

たどり着くまでも

速い。


 平塚刑事は実在の刑事で

平塚刑事のことは

2015年の週刊新潮別冊の

「黄金の昭和」にも

掲載されています。


 三億円事件は遺留品が

多かった事件ですが

大量消費、大量生産の時代の壁で

平塚刑事は犯人をつかまえられません。

 逆に犯人と違う人を犯人扱いして

その人は報道被害にあって

無実にはなりますが

長い間苦しんで

自死してしまいます。


 平塚刑事のキャリア晩年は

組織でやる捜査や科学的捜査をやるという

時代になっており、

 エース一人で捜査がはかどるという

時代ではなくなったという感じです。

拷問のような強引な取り調べや、

 三億円事件の容疑者の

誤認逮捕や

えん罪を産んだ捜査も批判はされています。

三億円事件は単独犯の

犯行と断定した

(その可能性もないことはないですが)

ために捜査は混乱しました。


 ドラマはあくまで

ドラマなので

平塚八兵衛刑事の評価とは

また別です。


 愛媛の窃盗事件での

女子大生の誤認逮捕などを

みると、

 自白偏重の捜査は

現在の刑事訴訟法

もとでも

おこなわれているようです。

それはそれで冤罪を産む

重大な問題です。


 ドラマはドラマで

見ごたえはありました。

 できれば編集版ではないのを

ふたたびみたかったです。



最後まで読んでいただいて

ありがとうございます。


刑事一代―平塚八兵衛聞き書き (1975年)

刑事一代―平塚八兵衛聞き書き (1975年)