SNOWLOGの日記

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ベストセラー作家を批判すると出版できなくなる。


 作家の津原泰水氏が

百田尚樹氏の『日本国紀』を批判したとして

自身の作品が

出版されないと

主張しているようだ。

出版社のほうは

 津原氏から袂をわかとうと

言われたと主張している。


 出版社はベストセラー作家には弱いと思う。

百田氏の思想や主張はともかく

売れている作家には出版社は弱いのである。


 出版界(日本文学はまだあるのか?)は

もはや評価は売れ行きやスコアのみである。

 売れない純文学について

論争があったとき、

島田雅彦氏などは

「売れない純文学作家としては」

と自虐的に語っていた。


 なんだかんだ批判されているが

保守系の作家の曾野綾子氏や

石原慎太郎や百田氏は読ませる

作家である。

 思想以前にプロの作家なのである。

『日本国記』はネット上の記事から

拝借が多いと

指摘されている。

そこは改訂して修正してゆくだろう。

 『日本国記』でなくともかまわないが

日本史の通史をひととおり読んでおくと

後々楽である。

 詳説日本史でも竹内睦泰著

『超速 日本史の流れ』でも

『教養の日本史』(東京大学出版会)でもいい。

あたまにいれておくと

役に立つのである。


 さて、出版中止の件であるが、

百田氏に出版社が忖度したのか。


 似たような事件がかつてあった。

小林信彦氏がザ・ビートルズの小説を書いたのだが、

内容は過去に行って、日本公演中の

ビートルズに会いにゆくという

タイムトラベルものだった。

この作品について

ビートルズファンで音楽評論家の

松村雄策氏が批判したのであった。

批判の内容は、

 日本公演でEHエリックが曲の紹介をしている。 →していない。

 チケットといっている。→切符か入場券だった。

 ポール・マッカートニーの祖父はミュージシャン。→そういう事実はない。

 公演の前座はザ・ドリフターズ(前座は変わるということ)→前座は毎回同じ。

 チケットの申し込みは7倍。→実際は4.6倍くらいだった。


 この批判に小林信彦氏は反論した。

結果、松村氏が反論して、論争は1年くらい続いた。

 前座の件とポール・マッカートニーのおじいさんと

チケットの件は

松村氏の誤りであるようだ。


 申し込みの倍率は

一般のである、チケットの一部が

業界関係者筋にながれたのを

考えると7倍くらいが

妥当だと思われる。


 最初は松村氏優勢とみられたが

松村氏の基本的なミスで、

小林氏が勝利したように思える。


 当時、松村氏は作家活動を始めて

新潮社から本を出せると

よろこんでいたが、

それは中止になった。

 小林氏が大家だったから

出版社が小林信彦氏に忖度したのだろうか?



最後まで読んでいただいて

ありがとうございます。


それほど
できのよくない作品では
ないとおもう。


渋谷陽一氏に貧乏版『微熱少年
と評価されていた。
微熱少年』よりは読みやすい。

苺畑の午前五時 (小学館文庫)

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