SNOWLOGの日記

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2夜連続スペシャルドラマ「名探偵・明智小五郎」。

 平成も終わりつつあります。

今日で平成最後の3月も終わります。


 昭和期のミステリ小説の巨匠の

江戸川乱歩横溝正史松本清張

今も人気があるのだろうなと思います。


 テレビ朝日で3月30日と31日に2夜連続で

スペシャルドラマが放送されました。


 今年は江戸川乱歩生誕125周年ですね。

来年の2020年は没後55年です。


 江戸川乱歩が創造した名探偵が

明智小五郎ですね。

『D坂の殺人事件』で登場したときは

明智小五郎は25歳くらいなので

明治33年くらいの生まれと思われます。

 横溝正史が創造した名探偵・金田一耕助とともに

日本のミステリでは有名な探偵でしょう。

金田一耕助は大正生まれなので

一回りくらい年の差があります。


 松本清張は乱歩や横溝正史の作品には否定的で

「乱歩さんが初期の短編のみで死んでいたら

天才と言われただろう。」と

昭和期の通俗的な作品については

きびしい評価をしていたようです。


 乱歩の息子さんがいうには

乱歩は長編小説を書くのが苦手だったようです。

初期の短編は岩波文庫で読めます。

わたしは「白昼夢」が好きですね。

 
 さて、テレビ朝日の2夜連続スペシャルドラマ

『名探偵・明智小五郎』ですが、

おもいきり通俗的で現代的ですね。

ギャグが多くてコメディみたいです。

いちおう原作・江戸川乱歩になっています。

 協力・平井憲太郎となっていますね。

乱歩のお孫さんですね。


 1夜目は SHADOWなので

原作は『影男』でしょう。

 ドラマの明智小五郎西島秀俊さん

奥さんの名前は文代で、

石田ゆり子さんが演じています。

設定はいちおう守られているようです。


 1夜目の事件は、サイバー犯罪から始まります

サイバー犯罪担当の刑事の名は小林です。

小林少年からきているようです。

 明智小五郎のAKロジティクスのメンバー、

チームBDはBoyDetectiveで少年探偵団でしょうか?

 少年たちではないですね、

メンバーは中年探偵団ですね。

ハッキングしています。

(これがすでに犯罪でしょう。)

そこは笑うところですね。


 次に人に対する犯罪が行われてゆきます。

元少年犯罪者が狙われています。

 『怪奇大作戦セカンドファイル』の

「ゼウスの銃爪」にも似ていますね。

主演は同じ西島秀俊さんです。

 「人間がもたらす脅威には人間しか対応できない」

という西島さん演じる明智探偵は

サイバー犯罪でも人間が

問題であると捉えているようですね。

 
 犯罪集団の名前、ファントム20や

SHADOWという

ネーミングはやや古いかもしれません。

怪人二十面相と影男ということ

なのでしょうが。


 元犯罪者に制裁をという作品は

クローズドサークルの設定では、

イギリスの作家の有名な作品があります。

このドラマはそのバリエーションといえるでしょう。
 
 しかし、捕まってる人たちを探すまで

が時間がかかりすぎですね。


 フジテレビの『砂の器

では始まって1時間で

ほぼ結論にたどりついています。

こっちは速すぎたと思いました。


 半分はコメディなのですが、

後半になって真相がわかってきて

犯人の動機も結末も解決へも力ずくになるのも

ミステリドラマのよくあるパタンです。


 名探偵・明智小五郎である必然性が

あるのでしょうか?と思いますが、

確かに変装したりスーツ着たり格闘したりは、

 金田一耕助や神津恭介の

設定ではできないですね。

乱歩作品や明智小五郎

世界観は取り入れていると思います。

いちおう社会の理不尽さも取り入れています。


 2夜目はVAMPIREなので

『吸血鬼』が原作小説でしょう。

 2夜は誘拐事件からはじまります。

明智夫妻は別居しているという設定です。

小説の『吸血鬼』では明智探偵と文代さんは

会ったが結婚はしていない

という設定です。

 この設定の変更で笑いますね。

原作に登場する人物の名前もいちおう

原作にあわせています。


 核となる事件は、厚生労働大臣

ITを取り入れた病院に入院しているときに

ハッキングされて医療機器が

作動しなくなる事件です。

 犯人はVAMPIREです。

犯人に操られる犯罪集団に

一寸法師という団体が

現れます。

 VAMPIREの目的はなにか?

病院の医療過誤の問題が

出てきます。

 いちおう真犯人が捕まります。

しかし実は黒幕がいます。


 どこかでこんなギャグが多い

ミステリドラマ作品を

みたことがあったなと

思い出しました。

TRICK」ですね。


 今回のドラマの監督は

TRICK」の木村ひさし監督です。

戦前の昭和時代にすでに古いとか

懐かしの乱歩とか言われていた乱歩作品に

現代的装いをとりいれたのは

木村監督のセンスですね。

だからこういう作品になったのでしょう。


 そのうちドラマとバラエティが

融合する時代が来ると

いった業界人がいたそうですが、

1997年からはじまった『踊る大捜査線

がそうですね。

踊る大捜査線』の影響が大です。

 名探偵ものなので

BBCの『SHERLOCK(シャーロック)』の

の影響も受けていると思います。


 ユーモアミステリやバカミス

いわれる作品がありますが、

今回にドラマは原作の設定は取り入れているので

ユーモアミステリやバカミスというより

ギャグミステリドラマでしょう。

 ミステリドラマというよりも

エンタテインメントとして

視れば楽しめると思いました。




最後まで読んでいただいてありがとうございます。



乱歩の初期の短編。

江戸川乱歩短篇集 (岩波文庫)

江戸川乱歩短篇集 (岩波文庫)

「影男」を収録。

「吸血鬼」を収録。

江戸川乱歩全集 第6巻 魔術師 (光文社文庫)

江戸川乱歩全集 第6巻 魔術師 (光文社文庫)

SHERLOCK(シャーロック)