SNOWLOGの日記

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フジテレビ開局60年特別企画 松本清張『砂の器』

 テレビ番組視聴は眼に悪いといいながら

気になるドラマはあります。

 フジテレビ開局60周年の特別企画

ドラマ『砂の器』を視ました。


 今年は松本清張生誕110年でもあります。

松本清張は明治42年(1909年)生まれで

大岡昇平太宰治中島敦と同年です。

この4人の中では作品がもっとも

読まれている作家でしょう。

 長生きしたというのもありますが。

平成4年(1992年)に連載を抱えたまま

亡くなりました。

 80代で連載もっていたと

いうのはすごいですね。


 松本清張作品は人気があるので

しばしば映像化されています。

 動機を重視している点や犯人や被害者の境遇が

見る人の琴線に触れるのでしょう。


 『砂の器』は野村芳太郎監督の映画作品、

1974年版『砂の器

が最も有名であると思いますが

1970年代以降ドラマ化もされています。

(1960年代の作品もありますが、未見ですね)

1977年版と1991年版と2004年版と

2011年版があります。

2004年版は半分くらいしか見ていないですね。


 個人的に好きなのは1977年版ですね。

1990年代に再放送でみました。

犯罪を犯す人間の善悪二面性、

危うい感じをうまく出していました。


 2007年のテレビ朝日の開局50周年記念番組の

ドラマの『点と線』は犯人像がやや弱いと感じました。

 (テレビ局の開局記念○○周年に

 ドラマ化されるというのもなんですが。)

凶悪犯という感じがしませんでした。


 『砂の器』の原作小説の設定では

現代ではドラマ化が難しいと思います。

 出奔する原因と理由がクリアできない

でしょうね。

 2011年版のドラマもその辺は苦労していました。

松本清張の他の作品『眼の壁』『ゼロの焦点』も

現代では映像化が難しいでしょうね。


 『霧の旗』も好きな作品なのですが

この作品も設定が現代では設定が難しいようで

 いちばん新しいドラマでは、家族の設定が

かえてありました。

 『球形の荒野』はどちらかというと

歴史モノなので設定は

いじらなくていいですね。


 さて、本日のドラマ『砂の器』ですが、

渋谷で起きた事件から始まります。

現代風な設定になっています。

 逆に考えると現代は原作の設定をつかわなくて

もいい時代になっていると言えます。


 昨年の10月のハロウィンの仮装を

犯罪に利用されるのではないか?

といった方がいまいしたが

それを実際に使ったのは

上手いとおもいました。

偶然すぎて、ご都合主義でもありますが。


 警察の優秀さはすごいです。

捜査がじゃんじゃん進む進む。

始まって1時間でほとんど結論はでています。

 東北へ調査に行くのはカットされています。

(この部分は「溜め」に必要だと思いますが。)

東山紀之さんの刑事は

棟居刑事みたいです。

 野村監督の映画版を

超えるのは難しそうですね。

 現代は防犯カメラやDNA解析があるので

捜査はすすみますね。

 方言はあっているのでしょうか?

さまざまな地域の方言が出てきますが。


 ストーリーも動機もわかっています。
 
当たり前ですが、ネタバレは避けます。

猫はかわいい。




最後まで読んでいただいてありがとうございます。


砂の器(上) (新潮文庫)

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