SNOWLOGの日記

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作家の橋本治氏死去。

 作家の橋本治氏が亡くなってしまいました。

最近おみかけしないなとおもったら

闘病中だったようです。

戦後生まれなので、まだ若いですね。


 わたし自身はあまり熱心な

読者ではなかったのですが、

初期の評論や小説から

古典の現代語訳まで読んでいました。

晩年はエッセイ評論が中心になっていました。

 民主党政権時代に日中で尖閣諸島問題が起きた時は

尖閣諸島放射性廃棄物

処理施設を造ればいいのじゃないか

と発言していました。


 わたしは「窯変 源氏物語」「双調 平家物語」と

「貧乏は正しい」シリーズが好きですね。

 大量に書いていたので、

誰もが橋本氏の著書のなにかは

読んでいたのではないでしょうか。


 優れているがなぜか評価されない作家として

橋本治氏と小林信彦氏がいます。

矢作俊彦氏もそうだといえるかもしれませんが

矢作氏は寡作です。
 

 橋本治氏と小林信彦氏は多作です。

小林先生は80歳超えても現役の作家で

週刊誌に連載を持っています。

昭和一桁生まれでメジャーな週刊誌に連載を持っている作家は

他にいないのじゃないでしょうか。


 橋本先生と小林先生が多作になったのは

理由はかんたんで、

芥川賞直木賞などの

主だった文学賞を受賞していないからです。

日本の文学界はそういうシステムですね。


 文学賞は販促ですから

タレントでも漫画家でも

(それが良くないとは思いませんが)

売れると思うと受賞するシステムになっています。


 だから文学賞受賞していない作家は

生業とするには大量に書かなくて

はならなくなるのです。

 別に本業(大学教授や不動産管理)があるとか、

資産があるとか、配偶者が稼いでる

というのなら別ですが。

 最近は、文業であまり稼げないから大学教授に

なっている作家もいます。

逆になってしまいました。


 賞受賞してもその後パッとしない作家も

います。

 しかし、賞や資格は取っておいた方が

何かといいのです。

専業になると売れなくなったときに困るので

パートタイムの作家になっている方もいます。

人生設計としては正しいと思います。


 橋本治、東京都出身、平成31年1月29日、

 新宿区内の病院で肺炎で死去、享年70。


 合掌


宗教なんかこわくない! (ちくま文庫)

宗教なんかこわくない! (ちくま文庫)

窯変 源氏物語〈1〉 (中公文庫)

窯変 源氏物語〈1〉 (中公文庫)


追記 1月30日

 ありがたいことに1月29日に当ブログのこの記事を

言及してくださったブロガーさんがいらした。

 橋本治氏については気になっていたこともあった。

小林信彦氏との共通点もある。

実家は商店である。

文壇から距離をおいている点も似ている。

年齢のわりには若々しいという点も似ている。

 そしてポイントがなかなかみえないないことである。

小説家なのか、評論家なのか、エッセイストなのか。

複眼なのだろう。

 利己的にみえて他人に気を使うところも

共通している。

東京人らしいといえばそうである。