SNOWLOGの日記

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大晦日と言えば『第九』

 大みそかと言えばNHKのベートーベンの『第九』でしょう。

もともとはドイツの楽団が大みそかに演奏していたそうです。

それから今年で100年

現在、時刻は20時12分ですが、Eテレで演奏始まっています。

交響曲なのになぜか合唱付きになっています。


 『第九』は、実は『交響曲第九番ニ短調作品125』というのですが、

長いので省略して『第九』になっています。


 12月24日の記事の『メサイア』で投稿しましたが

アメリカではクリスマスの曲として演奏するのは

ヘンデルの『メサイヤ』です。

12月の演奏会で『第九』を演奏するのは各国あまりないようです。


 第一次世界大戦終結後に、ドイツのオーケストラが演奏して

平和と自由への願いを込めて『第九』を演奏して以来、

このオーケストラでは12月31日の演奏が伝統となっているようです。


 平和と自由というとフランス革命ですが、

なぜかしら日本のメディアは、さきほどのNHKであっても、

1789年のフランス革命を説明するときに用いる絵画は

このドラクロワの絵

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です。

実はこの絵は1830年のフランス七月革命を主題としています。

まあ平和と自由だから「民衆を導く自由の女神」でいいのですが。


 第二次世界大戦後、1952年にバイロイト音楽祭が復活しましたが

古今東西最高の指揮者といわれる

フルトヴェングラー指揮の演奏は有名です。

 1989年のベルリンの壁崩壊後に

バーンスタインが平和と自由を祝うために演奏した

ことも有名ですよ。

来年で30年になります。


 なにか特別な場合に、戦争終結後等に平和と自由を

願って演奏されるのが『第九』なのですが、

日本では(演奏に大人数が必要かつ、

合唱付きであるから合唱団も必要であるにもかかわらず)

年末のなるとどこかで演奏されています。

 現実的は楽団の収入になるからという身もふたも

夢もない理由のようです。

 よく知られた曲であるというのもあります。

年末に第九を演奏するオーケストラはプロアマ問わず多くいます。

プロに関しては収入になるからでしょう。

習慣になると無批判に行う日本人らしいといえばそうです。

(怒られそうですね。)

  実は12月・年末であるのは、

昭和18年(1943年)の学徒出陣に関係あります。

東京音楽学校(現在の東京芸術大学)の学徒壮行音楽会が

12月に行われたからといわれています。

 戦後になって、年末に演奏する『第九』は知られるようになり、

全国に広がっていったようです。

「苦悩を経て歓喜に至れ」なんて日本人好みですよね。

NHKで放送中にこんな説明みたいなこと書くのも野暮な話です。


最後まで読んでいただいてありがとうございます。


ベートーヴェン:交響曲第9番《合唱つき》[バイロイトの第9/第2世代復刻]

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