大阪の地震でガスの復きゅうが遅れたようだが
水道はだいじょうぶだろうか。
大都市の下水道は合流式である。
合流式というのは汚水も雨水も一緒に流してしまうという方式だ。
分流式というのは汚水は下水処理場へ、雨水は河川に流すというのである。
東京23区の大半は合流式なはずだ。
端のほうが分流式になっている。
名古屋や大阪も合流式のはずである。
横浜はなぜか分流式である。
分流式のメリットは衛生的であることだ。
デメリットは管二本なので手間とお金がかかるということだ。
合流式のメリットは簡単であることだ。お金もかからない。
管は一本だからだ。汚水も雨水も一緒に流す。
デメリットは汚水も雨水も一緒なので
大雨になったら河川や海が汚染するということだ。
大雨になったらどうするのか? 専門家に伺ったことがある。
そのひといわく「あきらめるしかない。雨やむのまつ。」
のだそうだ。大雨の後は海にはしばらくいかないほうがいい。
大腸菌などがいっぱいいるので不衛生だからだそうだ。
10年前の夏にゲリラ豪雨があって、文京区内の下水道で
作業中の人が神田川まで流されて亡くなったという気の毒なことがあった。
下水道にはつかまるところもない(流れやすくするため)ので、
作業中の人がいて大雨になったら流されるしかないのだそうだ。
大雨降ると水質汚濁が心配である。
東京も大阪も今から分流式にするとなると時間もお金もかかる。
とここまで書いたら
大阪の水道管が地震で破断したとの記事を読んだ。
上水道に関してのようだが、かなり古くなってるので
下水道のほうも壊れているところがありそうだ。